
みなさん、こんにちは!もんきちです。
今回は、病院は患者さんに医療をサービスする場所!その現場の司令塔になる医師!その医師の役割はなんでしょうか?

患者さんの訴えに対し、診断し、的確に治療サービスを立案するんでしょ?

医師の役割はなんなのか?しっかり整理しましょう!
こんな方にオススメ!
・管理職初心者の方!
・マネジメントという漠然としたワードで具体的なイメージができていない方!
・医師業務についてイメージができない方!
目標
医師の働きを理解して、経営層のサポートができる人材になる!
はじめに
患者さんに最適な医療を提供するために、さまざまな専門職がそれぞれの役割に分かれて専門的な医療サービスを行っています。そんな医療サービスの司令塔が医師!今回は、そんな医師の業務内容を覗いてみましょう!
医師の一日の仕事
医師の仕事は、専門分野によって多岐に渡りますが、今回は、急性期病院に所属している、整形外科分野の医師業務の一部を見てみましょう!
朝のルーチン
朝一番に行うことは、メールや手紙、書類の確認。入院患者さんの状態把握。
医局の早朝カンファレンス
ここでは、症例検討や他職種からの報告に対してコメントし、患者さんの方向性を決定します。また、カンファレンスでは、手術の報告や難渋症例の検討など多岐に渡ります。
午前中の業務
交通事故などで、救急車で運ばれてきた患者さんが運び込まれてきます。患者さんは大腿骨頸部骨折という重症な状態です。診察後、入院の手続きを行い、整復手術をするための計画、術後の計画を立てて、他部署に依頼を出します。依頼を出すだけでなく、同意書の作成や保険の手続きなど書類関連の作業に追われます。
診察日は、診察を朝から晩まで行い、昼食を隙間時間でかき込みます。経過観察の患者さんで、進捗状況が遅れている場合、リハビリスタッフと相談し新たな戦略を立てて、適宜指示を出します。
午後からの手術
昼から手術の患者さんの部屋に訪れ、最終確認と患者さんを元気づけるようにサポートを行います。もちろん、それまでに、手術計画として、手術器具の選定や準備、麻酔科とリスク管理について検討します。近年は、持病を持つ患者さんや高齢化に伴い、リスク管理が非常に重要になります。時には、手術中に、バイタルが変動し、手術を中止し、他院へ救急搬送する場合もあります。それらも含めて、医師の判断のもとに遂行されています。
夕方から夜にかけて
本日行った、手術患者の状態確認、手術記録、手術物品の書類確認、薬剤確認など確認作業に追われます。その間も、入院患者さんが転倒したと、コールがあったため、状態の確認を行いました。レントゲンなどの指示を行い、画像を確認して、折れていませんでしたが、認知症の患者さんの場合、センサー設置検討などを行います。
また、夜には製薬会社のMR(Medical Representativeメディカル・リプレゼンタティブ)、医薬情報担当者から、薬についての情報提供を受けました。そのまま、当直に入ることもしばしばあります。
研究日
医師には研究日があり、大学で研究したり、日々の研鑽のため、勉強会へ参加したり、他病院で非常勤勤務をしたりと、個人によって活動は様々です。
医師とのカンファレンス
専門分野の医師とリハビリ専門職で、チームを結成し、他職種で情報を共有します。患者さんの進捗状況や、プロトコルの再考、研究計画など、カンファレンスの中身は様々です。しかし、医師と定期的に情報共有を行うことで、お互いを知り合うことで、より深い信頼関係が構築されています。
まとめ
今回は医師の仕事について見てきましたが、診療行為だけではなく、書類や院内外との連携業務など多岐にわたる業務をこなしています。リハビリ専門職は医師の指示のもと、リハビリテーションを提供します。ただ、指示をもらうだけではなく、専門性を存分に発揮したコミュニケーションを図ることで、より医療の質は向上し、結果的に患者さんに還元されていきます。そのためには、業務内容だけでなく、医師のキャラクターや周囲の環境も把握することが重要です。

医師の業務は、イメージできましたか?
大変な医師業務!少しでも、管理職ならサポートできる人材になりたいですね!
コメント