
みなさん、こんにちは!もんきちです。
今回は、医療マネジメントにおけるインプットの重要性についてまとめました。
皆さんは、普段のマネジメント業務に活かす上で、どのようなインプットをしていますか?

マネジメントなんてピンとこないので、何から勉強すればいいかわかりません・・・

ピンとこない方に、ピッタリです!
私が考える、医療マネジメントにおけるインプットの概要についてまとめていますので、ぜひ、参考にしてください。
こんな方にオススメ!
・管理職初心者の方!
・マネジメントという漠然としたワードで具体的なイメージができていない方!
・医療マネジメントに関するインプットのきっかけを知りたい方!
目標
良い組織や良い職場を作るため!そのためにも、医療マネジメントの全体像を把握しましょう!

MBAで痛感しましたが、
「井の中の蛙大海を知らず されど空の青さを知る」
これにつきます!

普段の臨床場面でも、まずは全体像を知ることが大事ですからね!
医療マネジメントを考える上での階層性
私たちが日々の業務を通じて得る「インプット」は、非常に重要な役割を果たします。特にリハビリ専門職として、日本全体の医療や地域医療、さらには院内の運営に関連する情報を常に更新し続けることが必要です。今回は、私が本やメディア、研修、学会などから得た知識をもとに、インプットの重要性を各カテゴリーに分けてご紹介します。
- 日本の医療をベースに他産業との関連性
- 地域医療に関してインプットした内容
- 院内の運営に関してインプットした内容
1.日本の医療をベースに他産業との関連性
医療分野は独自のルールや慣習がありますが、他の産業からの学びも非常に有益です。例えば、自動車産業や製造業では、品質管理システムが根付いており、効率化や改善のためのプロセスが確立されています。このような成功事例から得た知見を、医療業界に応用することで、より効果的な治療やサービスを提供することが可能です。
なぜ!?を5回繰り返して、問題のボトルネックを浮き彫りにする!
項目 | 内容 |
---|---|
意味 | 問題の根本原因を深く理解するために、同じ質問を5回繰り返す手法。 |
5回繰り返す理由 | 1. 表面的な問題を超えて根本原因を特定するため。 |
2. 問題の本質を探ることで、より効果的な解決策を見つける。 | |
3. チーム全体の理解を深め、協力を促進する。 | |
トヨタの事例 | トヨタ生産方式(TPS)で「5回のなぜ」を用いることで、品質問題を解決。 |
Q:なぜ車両の不具合が発生したのか? A:エンジンが正常に動作していないから。 ↓ Q:なぜエンジンが正常に動作していないのか? A:燃料供給が不足しているから。 ↓ Q:なぜ燃料供給が不足しているのか? A:燃料ポンプが故障しているから。 ↓ Q:なぜ燃料ポンプが故障しているのか? A:定期的なメンテナンスが行われていなかったから。 ↓ Q:なぜ定期的なメンテナンスが行われていなかったのか? A:メンテナンススケジュールが適切に管理されていなかったから。 | |
重要性 | 根本原因を明確にすることで、再発防止策を講じられる。 |
効率的な問題解決により、コスト削減や品質向上につながる。 | |
やり方とコツ | 1. 問題を明確に定義する。 |
2. 「なぜ?」を繰り返し、各回答を深堀りする。 | |
3. チームでのディスカッションを通じて多角的な視点を得る。 | |
4. 最後に、特定した根本原因に基づいて具体的なアクションを計画する。 |

リハビリ専門職も、「なんで痛みが出るの?」と、深掘りすることが多いですよね!実は、他産業でも当たり前のように使われています!

なるほど!確かに、普段使っていることに似てますね!
なぜなぜ、考えすぎて、結局わからなくなることもありますが!笑
地域医療における重要なインプット
医療現場で必要とされるインプットは、最新の医学情報や治療法、地域特有の健康問題など多岐にわたります。地域医療の状況を把握することで、現在置かれている自院の背景を理解することができますね!

地域のニーズを把握
地域医療は、地域住民が抱える特有の健康問題に対応するためのものです。地域のニーズを把握することは、質の高い医療サービスを提供するための第一歩です。具体的には、地域の健康データや住民の意見を収集し、分析することが求められます。これにより、地域特有の疾病や健康課題へのアプローチが可能となります。

地域医療構想や医療圏についてまとめた記事があるので、ぜひ、参考にしてみてください!
地域医療への貢献
地域医療への貢献は、医療従事者が自らの専門知識や技術を地域に還元することを意味します。このためには、地域の住民との信頼関係を築くことが重要です。また、地域の医療機関と連携し、情報を共有することが効果的です。

例えば、どんなことですか?

具体的な例題をまとめています!
実は、そんなに小難しいことではなく、よく聞くようなことが多いですよね!
- 健康教室の開催: 医療従事者が地域住民を対象に健康に関する講座や教室を開催し、病気予防や健康維持のための知識を提供します。
- 地域イベントへの参加: 地域のお祭りやイベントに参加し、健康相談ブースを設けたり、無料の健康チェックを行ったりすることで、住民との接点を増やします。
- 訪問医療サービス: 高齢者や障害者の自宅を訪問し、医療やリハビリテーションを提供することで、地域のニーズに応えます。
- 多職種連携の促進: 医療機関や福祉施設、地域のボランティア団体と連携し、情報共有や協力体制を築くことで、包括的な医療サービスを提供します。
- 地域の健康データの収集と分析: 地域住民の健康状態や病歴を調査し、そのデータを基に地域の健康課題を把握し、対策を講じる活動を行います。

確かに!
漠然と地域医療と考えると難しいけど、具体的に考えたら整理しやすくイメージもしやすいですね!
院内運営における重要なインプット
運営の効率化
院内運営に関するインプットは、業務の効率化を図るために不可欠です。具体的には、下記にハード面とソフト面に分けて、項目を列挙しています。これにより、業務のスピードと質を向上させることが可能です。さらに、定期的なミーティングやフィードバックを通じて、運営の現状を把握し続けることが重要です。
ハード面
- 設備・機器の整備:
- リハビリ機器(例:エルゴメーター、超音波治療器など)の充実。
- 患者が安全に使用できるスペースの確保(例:広いリハビリ室、個別療法のためのプライバシーを考慮したブース)。
- 環境の整備:
- バリアフリー設計の導入(例:スロープ、手すりの設置)。
- 清潔で快適な待機スペースやトイレの整備。
- 人員配置:
- リハビリ専門職(理学療法士、作業療法士など)の適切な人数配置と専門性の確保。
- スタッフのシフト管理や休暇制度の整備。
ソフト面
- 教育・研修:
- 新人教育・生涯学習・キャリアアップの充実
- スタッフの専門知識や技術向上のための定期的な研修プログラムの実施
- 多職種合同のカンファレンスや勉強会の実施
- 間接業務:
- カルテ記載、書類関連、業務フローの評価と見直し
- 各種委員会への貢献
- 患者中心のアプローチ:
- 患者のニーズや目標に応じた個別リハビリプログラムの作成。
- 患者の家族への情報提供やサポートを行う体制の構築。
- 地域連携
- 地域の医療機関や福祉施設との連携を強化し、患者のリハビリ後の生活支援を行う。

さっきもだけど、体型的に見ると、イメージしやすいし、何をしていて、何ができていないかもわかりやすいね!

やるべきことは、たくさんあるけど、何となくやり続けるのではなく、見える化して、スッキリ整理していくことが大事ですね!
まとめ
医療マネジメントにおける、インプットの全体像はイメージできましたか?
日本の医療の動向、地域医療、院内運営において、それぞれの分野で必要な情報を収集し、活用することで、より質の高いサービスを提供することができます!
これからも、常に新しい情報を求め、自己研鑽を続けていくことが大切です。こうした努力が、最終的には患者さんの健康を守ることにつながります。

今回は以上です。
当サイトのインプットの概論はいかがでしたか?
これらをベースに各項目に関するインプット情報をまとめていくので、ぜひ、ご活用ください!
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