勉強会は、自己研鑽か残業か?

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もんきち
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みなさん、こんにちは!もんきちです。

今回は、勉強会について!

自己研鑽か残業か?皆さんの施設ではどのように工夫していますか?

スタッフ
スタッフ

勉強会って自分で成長していくためのものだから、残業にはならないんじゃないの?

もんきち
もんきち

最近は、少しずつ捉え方が変わってきているので、全体像を把握してみましょう!

こんな方にオススメ!
・組織管理について何から手を付ければいいかわからない方!
・医療マネジメント初心者の方!
・リハビリ教育について悩んでいる方!

目標


 勉強会をどのように位置付けるかを、スタッフ同士で共有できるようになること!

はじめに

本日のトピックスは「勉強会は自己研鑽か業務か?」という問いについてです。

医療従事者によくある勉強会は、私たちにとって自己研鑽として捉えられるのか、あるいは業務の一環として見なされるのか、一緒に考えてみましょう。

もんきち
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さまざまな視点からこの問題を掘り下げていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

医療従事者における研修の位置づけ

医療従事者にとって、研修や勉強会は非常に重要です。

業務上必須の研修や指示に基づくトレーニングは、必然的に「労働時間」として扱われます。しかし、技術系の研修は、一回では、身につきません。そのため、各々の自己研鑽のために、業務時間外で行なっているのが現状です。

このため、医療現場では、自己研鑽と業務が明確に切り分けられないことがしばしばあります。

医療従事者の方々は、患者へのケアの質を向上させるために、常に学び続ける必要がありますが、その際の時間の使い方や、どのように自己研鑽を位置づけるかは、各施設での制度的なサポートが必要です。

※引用元:厚生労働省 
労働時間の考え方:「研修・教育訓練」等の取扱い https://www.mhlw.go.jp › content

一例紹介

・自部署の求める人材像を明確にする。

・そのために、必要な「最低限の技能」、「あるべき技能」、「理想の技能」を明確にする。

・最低限とあるべき技能を取得するために必要なことは、組織としての研修とする。

・それ以上の技能は、自己研鑽に位置付ける。

やらされ感 vs やりがい

もんきち
もんきち

では、勉強会の捉えられ方について考えてみましょう。

次に取り上げるのは、「やらされ感」と「やりがい」です。

勉強会に参加することが義務感から来るものであれば、その内容に関わらず、参加者は内心では「やらされている」と感じることが多いでしょう。逆に、やりがいを感じられる勉強会であれば、自ら進んで参加したくなるものです。

参加者の意見を調査したところ、「やらされ感」を感じている人が多い一方で、一部には「やりがい」を感じている人もいるという結果が出ています

人材育成制度のの実施有無でみた「働きやすさ」

自分が必要と感じている、または必要だと気づかせてくれた研修は「働きやすさ」につながる!

・そうでない場合、やらされ感や働きにくさに変換される。

※引用元:厚生労働省 平成26年働きやすい・働きがいのある職場づくりに関する調査報告書より筆者一部改変https://www.mhlw.go.jp/chushoukigyou_kaizen/investigation/report.pdf

このようなギャップは、勉強会の内容や進行方法、さらには参加者同士の交流が大きく影響していると考えられます。勉強会の目的が明確でない場合、参加者は「また勉強会か」と思うことも多いでしょう。このような状況においては、参加者のモチベーションは低下し、自己研鑽とは程遠いものになる可能性があります。

残業と自己投資

次に、「残業」と「自己投資」の違いについて考えてみましょう。

残業はしばしば労働者にとって負担となり、労働時間が長引くことがストレスや疲労につながることが多いです。その一方で、自己投資は自らの成長に向けた積極的な取り組みであり、より良い未来を目指すものです。勉強会がこの自己投資として認識されるかどうかは、その内容や形式に大きく依存します。

現在行なっている自己啓発の実施状況!

・他産業の実施率 平均30%程度

・医療関係46%


※引用元:独立行政法人労働政策研究・研修機構 第1章 職種別の自己啓発の状況より筆者作成https://www.jil.go.jp/institute/siryo/2017/documents/192_02.pdf

たとえば、ある調査によると、医療関係は半数以上が自己啓発を行なっています。しかし、これは業務上必須の研修ではなく、完全に自己の判断で行われたものである必要があります。業務のための勉強会が開催される場合、それは自己投資ではなく、むしろ業務の延長として捉えられることが多く、参加者の姿勢や意欲にも影響を及ぼします。

まとめ

 勉強会や研修会の位置付けはイメージできましたか?

これまでの話をまとめると、勉強会が果たす役割は多岐にわたり、一概に自己研鑽か業務かを判断することは難しいと感じます。業務時間外に行われる勉強会が、果たして自己の成長につながるものであるのか、それとも義務感からの参加に過ぎないのか、参加者一人ひとりの意識やモチベーション次第で大きく変わると言えます。

結果、管理職側が、どのような人材を望み、そのための、勉強会を活用し、自己研鑽を促進するかが鍵であると思います。

もんきち
もんきち

今回は以上です。

引き続き、自己研鑽の重要性を再認識し、より良い未来に向かって努力していきましょう!

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