初対面の患者とうまく関われない?リハビリ職が信頼関係を築く具体策

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もんきち
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みなさん、こんにちは!もんきちです。

今回は、リハビリ専門職のキャリアについて考えていきたいと思います。

スタッフ
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キャリアは経験を積むのでいいんじゃないの?

もんきち
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管理職として全体像や行動のアドバイスができるようにしておきましょう!

こんな方にオススメ!

  • マネジメント初心者の方!
  • 医療管理職の方

はじめに

「初対面の患者との関わりが苦手…」
多くのリハビリ専門職が抱えるこの悩み。しかし、信頼関係を築く力は一部の人だけが持つ特別な能力ではありません
この記事では、初対面でも患者と良好な関係を築くための具体的な行動と、明日から実践できるポイントをご紹介します。

なぜ初対面で信頼関係を築くのが難しいのか?

リハビリ専門職にとって、患者との信頼関係は治療の成果に直結します。
しかし、初対面の場面では「うまく話せない」「距離感がつかめない」と悩む人は少なくありません。

まず知っておくべきは、相手も同じように不安を感じているということです。特に高齢の患者や、これから始まるリハビリに不安を抱えている人にとって、最初に会うスタッフの印象は非常に大きな影響を与えます。

一方で、リハ職側も評価・問診に集中するあまり、「人として関係性を築くこと」が後回しになりがちです。
その結果、必要以上に事務的な会話になったり、患者が「冷たい印象」を受けてしまうことも。

信頼関係を築くには、「時間をかけて、ゆっくり関わればいい」と思われがちですが、最初の数分間の関わり方がカギになります。


信頼構築に向けた3つの具体的なアプローチ

① 相手の不安を受け止める「傾聴スキル」

初対面の場で信頼を得るには、「この人は私の話を聞いてくれる」と思ってもらうことが最も大切です。
そのためには、相手の言葉をさえぎらず、相づち・うなずき・要約を意識的に行うことが有効です。

例:「そうなんですね。○○がご不安なんですね」「それは大変でしたね」などの共感的な反応

② 表情・視線・姿勢で安心感を与える「ノンバーバルコミュニケーション」

言葉以上に伝わるのが、非言語的な表現です。
患者と視線を合わせ、柔らかい表情を保ち、前傾姿勢で聴くことで、「この人は味方だ」と直感的に伝えることができます。

注意:カルテを見ながらの会話や、時計を頻繁に見る行為はNG

③ 最初の3分で信頼をつかむ「自己紹介テンプレート」

初対面での会話を円滑にするには、あらかじめ用意した自己紹介テンプレートが役立ちます。

例:「○○と申します。普段は○○病棟を担当しています。今日は○○さんの目標を一緒に考えていけたらと思います。よろしくお願いします。」

患者が安心できる構造化された導入が、信頼の第一歩です。


現場で役立つ練習方法と継続の工夫

どんなに良いスキルも、現場で使えなければ意味がありません。信頼構築の力を高めるには、継続的な練習と振り返りが欠かせません。

▶ ロールプレイ・フィードバックの活用

先輩や同僚と「初対面シーン」を想定して練習し、客観的なフィードバックをもらいましょう。動画撮影して自己チェックする方法も効果的です。

▶ 日々の患者対応の振り返り習慣

1日の終わりに「今日はどんな関わり方ができたか」「うまくいった点・反省点」を簡単にメモするだけでも、スキルの定着が早まります。

▶ チームで支え合う風土をつくる

「この患者さんとの関わりが難しい」と感じたとき、気軽に相談できるチーム環境があると、精神的負担がぐっと軽減します。

まとめ

信頼関係は、技術や経験以上にリハビリの成果に影響を与える要素です。
今回紹介した「傾聴スキル」「ノンバーバルな安心感」「自己紹介テンプレート」などを活用し、小さな成功体験を積み重ねましょう。
誰でも少しずつ、患者から信頼される関わり方が身につきます。

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