
みなさん、こんにちは!もんきちです。
今回は、リハビリ専門職のキャリアについて考えていきたいと思います。

キャリアは経験を積むのでいいんじゃないの?

管理職として全体像や行動のアドバイスができるようにしておきましょう!
こんな方にオススメ!
- マネジメント初心者の方!
- 医療管理職の方
はじめに
「このまま臨床だけを続けていていいのだろうか?」そんな漠然とした不安を抱えるリハビリ専門職の方は少なくありません。
キャリアの方向性に迷ったとき、大切なのは「考えすぎないこと」ではなく、「小さくても動いてみること」です。
本記事では、そんなあなたの悩みに応えるために、キャリアの方向性を見つけるための3つの行動ステップを解説します。
なぜリハビリ専門職はキャリアに迷いやすいのか?
リハビリ専門職として働く中で、「このままでいいのか?」という悩みを感じる瞬間は誰にでもあるものです。
それは、キャリアの情報が少ないことや、選択肢が限られているように見えることが原因のひとつです。
また、臨床現場での業務はルーチン化しやすく、経験年数が増えるほど「成長実感」を得にくくなる傾向もあります。その結果、「このまま働き続けて自分は成長できるのか?」という不安が生まれるのです。
このような状況の中で、自分のキャリアの方向性を見失ってしまうのは、決して珍しいことではありません。
キャリアの方向性を明確にするための3つの行動ステップ
キャリアに迷ったとき、ただ考え込むだけでは方向性は見えてきません。必要なのは、具体的な「行動」です。ここでは、リハビリ専門職が実践しやすい3つの行動ステップを紹介します。
ステップ① 自己分析:価値観・強み・興味を明確にする
自分が大切にしたいこと(価値観)、得意なこと(強み)、興味がある分野を整理することで、キャリアの軸が見えてきます。紙に書き出すだけでも新たな発見があります。
キャリアに迷ったとき、最初にやるべきは「自分自身を知ること」です。

自己分析は、方向性を決める際の「羅針盤」となります。
具体的な取り組み方:
- 価値観の棚卸し
例:「収入よりもやりがいを重視したい」「家族との時間を優先したい」「社会貢献性の高い仕事がしたい」など、自分が大事にしたいことを5〜10個書き出してみましょう。 - 自分の強みの言語化
臨床経験だけでなく、「初対面の患者との信頼関係を築くのが得意」「継続的な記録管理が得意」など、日常的な業務で他人より自然にできていることを挙げます。 - 好き・興味がある領域の明確化
たとえば、「脳血管疾患のアプローチが好き」「小児分野に興味がある」「教育に関わる仕事をしてみたい」など、将来的に深めたい領域を言語化してみましょう。
ツール・方法例:
- ノートに書き出す(手書きがおすすめ)
- マインドマップアプリ(XMind、MindMeister)
ステップ② 情報収集:他分野の働き方やロールモデルを知る
自己理解を深めた後は、「世の中にどんなキャリアの選択肢があるか」を知る段階です。
「知らないから選べない」状態を脱するには、外の情報に積極的に触れることが重要です。
主な情報収集手段:
- SNSやブログで現場の声を探す
実際に働いている人のTwitter、note、Instagramなどから「生の体験談」を得られます。
→例:「産業理学療法士の一日」「訪問リハで感じたやりがい」などの投稿は非常に参考になります。 - オンライン・オフラインのセミナーに参加
日本理学療法士協会主催の講演、地域の勉強会、個人主催のキャリアセミナーなどで、最新の情報やネットワークを広げられます。 - 書籍・専門誌を活用
『リハビリテーションエリア』『臨床作業療法』などの業界誌に掲載された特集記事には、先進的な働き方が紹介されることがあります。 - キャリア支援団体・転職エージェントの資料請求
登録しなくても閲覧できる「キャリア事例集」などを活用すると、実際にどんな分野に人が移っているかがわかります。
情報収集時のポイント:
- 「自分にもできるかも」と思える人を見つける
- 情報の偏りを避けるため、複数の媒体をチェックする
- 理想像を1人に絞りすぎない(選択肢の幅を確保)
ステップ③ 小さく試す:副業、見学、学習でリアルな体験を得る
「興味あるけど自分に合うかわからない」という時は、小さく行動してみるのが一番。副業として始めてみたり、他施設の見学に行くことで、リアルな感覚を得られます。
情報だけでキャリアを決めるのは危険です。
大切なのは、「実際にやってみること」。小さく試すことで、自分に合うかどうかをリアルに体感できます。
実践の方法:
- 副業・アルバイトで試す
例:週1回だけ訪問リハ施設で働く、副業でオンライン講座の講師をしてみる、地域の健康教室のボランティアに参加する。 - 他施設の見学・体験参加
勤務先の理解が得られる場合、他のクリニックや通所施設などでの見学を申し込みましょう。現場の雰囲気や働き方が掴めます。 - スモール学習から始める
例:「産業保健に興味がある」なら、労働衛生やメンタルヘルスのオンライン講座を受けてみることで、自分との適性を確認できます。
実践時の注意点:
- 「完璧に準備が整ってから動く」は不要。未完成でもまず動いてみることが重要。
- 最初は失敗しても問題なし。「合わなかった」経験も大きな財産。
- 1回で判断せず、最低3回試してみるのがおすすめ。
迷いを行動に変えた先に広がる可能性
最初の一歩を踏み出すのは勇気がいります。しかし、小さな行動を積み重ねていくことで、キャリアの選択肢が広がり、将来に対する不安が次第に薄れていきます。
実際に行動することで、「自分に向いていそう」「この分野なら挑戦したい」といった感覚が得られ、キャリアの方向性が自然と明確になっていくのです。
大切なのは、どんな選択をしても「自分で選んだ」という納得感を持つこと。そのためには、迷いを放置せず、今この瞬間から行動に移すことが必要です。
まとめ
キャリアの方向性に迷うことは、決して悪いことではありません。それは、これからの自分の人生と真剣に向き合っている証拠です。
行動を起こすことで、不安はチャンスに変わります。本記事で紹介した3つのステップを参考に、あなたの未来を切り開く一歩を踏み出してください。
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