
みなさん、こんにちは!もんきちです。
今回は、病院が制度や市場に適合し長期的に存続・発展するためには何が必要か!考えてみましょう!

何が問題になってるのか、さっぱりわかりません。

これは、参考程度にお使いください。
こんな方にオススメ!
・組織管理について何から手を付ければいいかわからない方!
・医療マネジメント初心者の方!
・医療界の全体像を把握したい方!
目標
良い組織や良い職場を作るため!そのためにも、地域医療の全体を知った上で、病院のこれからを考える!
医療分野は通常ビジネスと比べ、特殊であることを理解する!

経営層は、地域の医療圏についてイメージした運営を行なっています!
彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず by孫子

「急がば回れ」ですね。
はじめに
病院が制度や市場に適合し長期的に存続・発展するためには何が必要か考えてみましょう。
近年、病院経営は多くの課題に直面しています。特に、ヒューマンサービス組織としての特性や多様な専門職集団の存在が、経営の複雑さを増しています。これらの要因を理解し、適切な運営戦略を立てることが、病院の持続可能な発展に繋がると考えます!

ヒューマンサービス組織ってなに!?

一つずつ解釈していきましょう!
ヒューマンサービス組織の特性
ヒューマンサービス組織の特性
- 対人的なサービスを提供するため、品質の向上が難しいという特性があります。
- 患者の健康や命に直結するサービスであるため、マニュアル化が難しい。
- 個々の患者に応じた柔軟な対応が求められる。

完全マニュアル運用が困難だからこそ、ロスは生じやすく、経営において大きな課題となりやすいです。
多種多様な専門職集団の存在
一人の患者さんに対し、チーム医療として、他職種で異なる専門性を持って、医療サービスを提供します。このため、部門間での意思疎通が疎遠になりやすく、しばしば、衝突が生じることがあります。
例えば、外科医と内科医の間での意見の相違や、看護師と医師の間でのコミュニケーションの問題、コメディカルと医師などが挙げられます。
これらの衝突を解決するためには、組織全体のビジョンを共有し、協力体制を築くことが重要です。

要は、方向性を統一し、判断する基準をお互い共有しておくことが大事です!
市場環境の変化
医療市場は常に変化しており、患者のニーズや競争環境も変わります。これに適応するためには、病院は市場の動向を把握し、柔軟に戦略を見直す必要があります。
例えば、地域の高齢化に伴い、慢性疾患の治療に特化したサービスや訪問診療など移動手段を考慮したサービスの提供をすることが、求められています。

ただ、病院で待っていればいい、というわけではなくなってきてるんですね!

でも、どうすればいいの?
ヒューマンサービスの特性を把握した上での戦略的アプローチ
医療組織の特性は理解しましたが、実際どのような問題を考えていけばいいのか、3点提示します。
戦略志向の重要性
病院が長期的に存続するためには、戦略的な視点が不可欠です。
中長期的な経営方針を策定し、目標を明確にすることで、組織全体が同じ方向に進むことができます。
戦略的なアプローチは、経営資源の最適配分にも寄与します。特に人材不足のため、自分たちの方向性に基づく、人材の濃淡をつける必要があります。

先ほどの、方向性を統一し、判断する基準をお互い共有することが大切なんですね!
組織統合機能の強化
病院内の各部門が連携し、統合的に機能することが求められます。これには、情報共有の仕組みを整え、定期的な会議を通じてコミュニケーションを促進することが重要です。組織統合機能を強化することで、患者に対するサービスの質も向上します。
部分最適から全体最適へ
部分最適志向を克服するためには、全体最適を目指す視点が必要です。
各部門が自部門の利益だけを追求するのではなく、病院全体の利益を考えることが求められます。
これにより、患者にとってもより良いサービスを提供できるようになります。

他者を理解しましょう!
フレームワークを使って、病院戦略の方向性を考える
地域の需要に適応し、長期的な持続可能性を確保するための病院の戦略的フレームワークです。供給と需要のバランスに基づく異なる戦略を示す四象限に分かれています。
- 右上は需要を減少させるための再構築
- 左上は都市部での拡大
- 右下は資源共有を考える戦略
- 左下は需要に応じた供給の適応


みなさんの、地域と施設の関係はどのような状況ですか?
経営層も、これらに基づいて、戦略を立てていると思いますので、参考になると思います。
まとめ
病院の特性や、長期的な存続を考える上での、きっかけになりましたか?
日々の業務に直接的な関係は低いです。しかし、管理職として経営層や地域の現状を知った上で、部署内の環境を整えることは大事だと思います!

今回は以上です。
地域の現状と当院のバランスを考慮し、今後の流れを把握した上で、目標に繋げるきっかけになれば、幸いです。
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