
みなさん、こんにちは!もんきちです。
今回は、問題に対する対処法ではなく、根本解決につながる整理の仕方を説明します。
それが「ロジックツリー」です!

「ロジックツリー」!
リハビリ学生で使う、樹形図ですね!

その通り!
今回は、リハビリ専門職の方でも使用したことがあるので、イメージは掴みやすいかと思います!
こんな方にオススメ!
・マネジメント初心者の方!
・マネジメントの整理方法について知りたい方!
・組織管理について何から手を付ければいいかわからない方!
目標
マネジメントにおいて、問題の根本的な原因を考えるクセを身につける!

臨床場面で、患者さんの痛みに対してアプローチするのではなく、痛みを出している原因に対してアプローチしないといけない!それと同じです!
はじめに
今回は、医療マネジメントにおけるインプットやアウトプットを適切に進めていく上で、重要になるツールを紹介します。それが「ロジックツリー」です。
リハビリ中に転倒して、スタッフに対し、側で支えるようにしてください!と即時対応することも大事です。ですが、なぜ転倒したのか?側で支えれなかったのはなぜなのか?を深掘りしていくことが根本的な問題になります。それを頭で整理しやすいのがロジックツリーです。
では、早速その詳細を見ていきましょう。
ロジックツリーとは、問題を視覚的に整理するためのツールです。木のように枝分かれしていく構造を持ち、中心となるテーマから関連する要素を分岐させていきます。この方法により、複雑な情報を整理し、理解しやすくすることができます。医療現場では、患者の症状や治療法を整理する際に非常に役立ちます。
ロジックツリーの作成方法
ロジックツリーを作成する際の具体的な手順は以下の通りです。
- 中心テーマの設定 : まず、解決したい問題やテーマを明確にします。
- 主要な要素の洗い出し : 中心テーマに関連する主要な要素をリストアップします。
- 詳細な要素の分岐 : 各主要な要素からさらに詳細な要素を分岐させていきます。
- 視覚的な整理 : 最後に、全体を視覚的に整理し、見やすい形にまとめます。
例えば、先ほどの転倒要因を例にピックアップしてみました。
短期的には、「側で支えるように注意して」ということでしたが、下記図を見るとどうでしょう?


転倒リスクが高い患者さんということはわかります。
ただ、密集率が高いところを改善する必要がありそうですね!

その通りです!
なので、スタッフに注意して介入してもらうのは大切ですが、環境設定を変えることで、再発防止になる可能性が高いです。これが根本原因の一つですね!
このように、医療安全の分野では、当たり前にしていると思います。このようなフレームワークを使うことで、誰でも考えるきっかけ作りができます。
ロジックツリーのメリット
ロジックツリーの最大のメリットは、視覚的に情報を整理できる点です。これにより、チーム内での情報共有がスムーズになり、全員が同じ理解を持つことができます。また、複雑な問題を分解することで、具体的な解決策を見つけやすくなります。
ロジックツリーのデメリット
一方で、ロジックツリーにはデメリットも存在します。例えば、情報を過度に単純化してしまうことで、重要な要素を見落とすリスクがあります。また、主観的な要素が入りやすくなり、誤解を招くような構造になってしまうこともあるため、注意が必要です。

なので、役職者のヒアリングと問題抽出能力はとても大切!
ワンポイントアドバイス
ロジックツリーを効果的に活用するためのワンポイントアドバイスは、常にチームメンバーとコミュニケーションを取りながら作成することです。これにより、異なる視点を取り入れ、より多角的な分析が可能になります。

作成者は自分の考えを整理して伝えることができる。
他メンバーは、理解しやすくなります。
まとめ
ロジックツリーのイメージはできましたか?
リハビリ専門職なら、一度は作ったことがあるはず!?のロジックツリー(樹形図)!
患者さんだけではなく、マネジメントにも応用できるので、どんどん実践してみましょう!

今回は以上です。
ツールを適切に使用して、マネジメントのきっかけをより効率よくしましょう!
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