
もんきち
みなさん、こんにちは!もんきちです。
今回は、LEAD評価指標について考えたいと思います。

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もんきち
リーダー育成評価の見える化をするためのツールです!
こんな方にオススメ!
- マネジメント初心者の方!
- 医療管理職の方
はじめに
医療・リハビリ現場において、優れた管理職は現場の“舵取り役”です。しかし、自らのリーダーシップや管理能力を客観的に把握・評価する方法は意外に知られていません。そこで注目されているのが、**LEAD評価指標(Leadership Effectiveness Assessment for Development)**です。
この記事では、LEAD指標の概要と、リハビリ管理職が実際に活用するためのステップ、現場に根ざした実践法をわかりやすく解説します。
LEAD評価指標とは何か?
■定義と構成要素
LEAD評価指標は、WHOや教育機関などが推進するリーダー育成の汎用フレームワークで、以下の4領域をベースに構成されています:
- 自己認識(Self-Awareness)
→ 自分の強み・課題を把握できているか - 関係構築(Relationship Building)
→ 他職種との信頼関係やチームマネジメント力 - システム思考(Systems Thinking)
→ 現場全体の流れ・制度への理解 - 影響力の行使(Influence and Advocacy)
→ 組織内外への影響力、変革推進力
■なぜリハビリ管理職に有効なのか?
現場主義の中で曖昧になりがちな「マネジメント能力」を言語化・可視化することが可能です。定量と定性の両側面からリーダーシップを捉えることで、自身の成長を正確にモニタリングできます。
LEAD指標を活用した自己評価の手順
■ステップ1:まずは自己診断から始めよう
- 各項目に対して、自己スコアを5段階で記録(例:1=全くできていない ~ 5=常に実践している)
- 自己評価+ピアレビュー(同僚評価)を組み合わせることで、ギャップの気づきが得られる
■ステップ2:課題領域を洗い出す
- 例)「自己認識:2」「システム思考:3」→ 成長目標は“構造的視野の獲得”
- 指標ごとに行動目標を設定(SMARTゴールを活用)
■ステップ3:振り返りルーティンを設定
- 月1回/四半期ごとの再評価
- “職場内1on1”や“カンファレンス”の場で共有すると、継続しやすくなる
実践事例から学ぶ、現場での使い方
■ケース1:中堅リーダーが「関係構築」を可視化
ある回復期病棟では、3年目管理職がLEAD指標を使い、
- カンファレンスへの他職種参加率
- 新人定着率
などを独自指標として導入。現場全体で関係構築の文化が醸成されたという。
■ケース2:法人内研修にLEADを導入
ある法人では、LEAD指標×評価シートを使った管理職研修を実施。研修後、リーダーの自己効力感が向上し、「改善提案」の提出数も2倍に増加。
まとめ
LEAD評価指標は、リハビリ現場で働く管理職にとって、
- 自分の強みと課題を客観的に捉える
- 現場に沿ったリーダーシップを磨く
- チームや組織の方向性と合致させて行動する
ための**「思考の補助線」**になります。日々の忙しい業務の中でも、月1回の自己診断から始めてみてください。あなたのリーダーシップが、組織とチームを変える力となるはずです。
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