ウェアラブル×リハビリ ── 活動データで治療効果を科学的に追う

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もんきち
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みなさん、こんにちは!もんきちです。

今回は、ウェアラブルデバイス×活動データについて考えましょう。

スタッフ
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ウェアラブル?・・・

もんきち
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「治療効果を科学的に追うリハビリ」の現在地と未来について考えてみましょう

こんな方にオススメ!

  • マネジメント初心者の方!
  • 医療管理職の方

はじめに|「リハビリはやっている。でも、どれだけ効いている?」

「ちゃんと介入している」
「訓練は計画通り進んでいる」

それでも現場では、こんな問いが残り続けます。

  • 本当に生活は変わっているのか?
  • 病棟外・退院後の活動量はどうなっている?
  • このリハビリは“効いている”と言えるのか?

従来のリハビリ評価は、
訓練室の中・評価日の一瞬を切り取るものでした。

その限界を超えようとしているのが、
👉 ウェアラブルデバイス×活動データです。

本記事では、

  • 学術的根拠
  • 海外動向
  • 日本の現場での可能性

を踏まえながら、
「治療効果を科学的に追うリハビリ」の現在地と未来を解説します。

なぜ今、リハビリにウェアラブルが注目されているのか

「できるADL」と「やっているADL」のギャップ

リハビリ現場では昔から指摘されてきました。

  • 評価上は歩ける
  • でも生活では歩いていない

この能力(capacity)と実行(performance)の乖離は、
従来の評価法では捉えきれません。

ウェアラブルが測るのは「生活そのもの」

加速度計・ジャイロセンサーを備えたウェアラブルは、

  • 歩数
  • 活動時間
  • 座位・立位・歩行の割合
  • 日内・週内変動

といった、生活行動の連続データを取得できます。

これは、
👉 「訓練ができたか」ではなく
👉 「生活が変わったか」を評価できる技術

だと言えます。


活動データは治療効果をどう捉えるのか【学術的根拠】

活動量と予後の関連は、すでに示されている

整形疾患・高齢者領域を中心に、

  • 入院中の活動量が多い患者ほど
  • 退院後のADL・QOLが高い
  • 再入院リスクが低い

ことが、複数の研究で報告されています。

📚 研究の示唆

  • 「何単位やったか」より
  • 「1日をどう過ごしているか」が重要

つまり活動量は、
リハビリの“結果指標”として有効なのです。


ウェアラブルは「介入の質」を映し出す

興味深いのは、
同じ訓練内容でも、

  • 活動量が増える患者
  • ほとんど変わらない患者

が存在する点です。

これは、

  • 目標設定
  • 動機づけ
  • 生活指導
  • 環境調整

といった、セラピストの介入の質
データとして反映されているとも解釈できます。

👉 ウェアラブルは
👉 **セラピストの腕前を“静かに映す鏡”**でもあるのです。


日本の医療現場にどう実装するか

課題①:データはあるが、使いこなせない

多くの現場で起こりがちなのが、

  • データは取った
  • でも評価・説明・改善につながらない

という状態です。

重要なのは、
「見る指標を決める」こと

  • 整形疾患:歩数・活動時間・不活動時間
  • 回復期:日内変動・週単位の推移

すべてを見る必要はありません。


課題②:評価と診療報酬が直結しない

現状、日本では
活動量データが直接算定に結びつく場面は限定的です。

しかし管理職・経営視点では、

  • 退院支援
  • 在宅移行
  • 再入院予防
  • 病床回転

といった間接的な経営指標と強く結びつきます。

👉 「算定にならない=価値がない」ではない
👉 「経営に効くデータ」として見る視点が重要です


課題③:リハビリ職の役割が変わる

ウェアラブル導入後、リハビリ職は単なる「訓練提供者」ではなくなります。

  • データを解釈する
  • 行動変容を設計する
  • 患者に“生活の意味”を返す

👉 データ翻訳者としてのリハビリ職

これは、
将来的に管理職・経営層を担う人材像とも重なります。


まとめ|リハビリは「やった量」から「変わった生活」へ

これからのリハビリ評価は、

  • 何単位やったか
  • 何分訓練したか

ではなく、

👉 その人の1日はどう変わったか
👉 生活は前に進んだか

を問われる時代に入ります。

ウェアラブルは、
その変化を「感覚」ではなく「科学」で示すための道具です。

そしてそれを使いこなすのは、
現場を知り、データを読み、組織を動かせるリハビリ職

あなたが目指しているキャリア像と、
このテーマは、すでに同じ未来を向いています。

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