
みなさん、こんにちは!もんきちです。
今回は、「改善疲れ」について考えましょう。

どんどん求められることが多くなるね・・・・

現場改善を“回る仕組み”に変えるプロセスについて考えてみましょう。
こんな方にオススメ!
- マネジメント初心者の方!
- 医療管理職の方
はじめに
医療現場では日々、改善活動が行われています。
しかし多くの病院で「改善疲れ」「形骸化」が起きています。
問題は現場ではありません。
改善が経営プロセスとして設計されていないことです。
本記事では、医療現場を経営する思考法として、現場改善を“回る仕組み”に変える全プロセスを学術理論と実践フレームで解説します。
なぜ医療の現場改善は続かないのか
医療現場では改善活動が頻繁に行われます。
しかし多くは「一過性のプロジェクト」で終わります。
原因は明確です。
👉 改善が経営プロセスに組み込まれていないからです。
医療改善が続かない構造的要因:
- 改善がボランティア活動化している
- 成果指標が曖昧(努力指標中心)
- 管理職が臨床プレイヤー化している
- データ基盤が弱く意思決定が感覚依存
- 改善が評価制度に反映されない
組織論では、これを
👉 「プロジェクト型改善の罠」
と呼びます(Kotterの変革理論)。
現場を経営するための理論フレーム
現場を経営するとは、「人」ではなく「仕組み」を設計することです。
その理論的基盤を整理します。
◆ ① Donabedianモデル(医療品質の因果構造)
Structure → Process → Outcome
構造(人材・制度・IT)を変えずに
プロセス改善だけしても成果は出ません。
◆ ② PDCAではなくContinuous Improvement(CI)
製造業・ITでは
👉 継続的改善(Kaizen)が組織プロセスに埋め込まれています。
医療でもLean Healthcare研究で有効性が示されています。
◆ ③ Learning Organization理論(Senge)
組織は学習するシステムであり、
改善は文化ではなく設計対象とされます。
◆ ④ Balanced Scorecard(BSC)
医療経営では
- 財務
- 患者
- 内部プロセス
- 学習成長
の4視点で管理する必要があります。
改善を“回る仕組み”に変える実践プロセス
現場改善を経営プロセスに変換する5段階モデルを提示します。
✅ Step1:現状診断(経営ダッシュボード構築)
指標例:
- 在院日数
- 病床稼働率
- ADL改善率
- セラピスト生産性
- 人件費率
👉 感覚ではなく数字で経営する。
✅ Step2:改善テーマの戦略化
改善テーマを
- 戦略KPI
- 年間OKR
に接続。
例:
「在宅復帰率向上 → 地域連携強化プロジェクト」
✅ Step3:プロセス設計(業務フロー標準化)
- 臨床パス
- 退院支援プロトコル
- リハビリ評価標準
- 多職種連携フロー
👉 個人技を組織技術へ変換。
✅ Step4:評価制度への埋め込み
- 改善活動ポイント
- 組織KPI連動賞与
- 昇進条件への反映
👉 改善を“仕事”にする。
✅ Step5:組織学習ループの構築
- 月次レビュー
- データフィードバック
- 仮説検証文化
- 知識共有データベース
👉 組織が自律的に進化する。
まとめ
医療改善の本質は「頑張る人」を増やすことではありません。
改善が自動的に回る構造を作ることです。
現場改善 → 戦略化 → プロセス化 → 評価制度化 → 組織学習化。
この循環を設計できた病院だけが、持続的に成果を出します。
これからの医療管理職は、
👉 臨床家ではなく「医療経営デザイナー」
であるべき時代に入っています。

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