
みなさん、こんにちは!もんきちです。
今回は、残業時間について考えましょう。

大変ですよね・・・

私が実践した働き方改革のプロセスについて考えてみましょう。
こんな方にオススメ!
- マネジメント初心者の方!
- 医療管理職の方
はじめに
リハビリ現場で管理職として働いていると、毎日の業務に追われ、家庭のことを後回しにしてしまう人も少なくありません。私自身、残業40時間を超え、子どもの運動会にも参加できず、家庭での笑顔が消えた時に初めて「このままでいいのか」と働き方を見直しました。本記事では、同じ悩みを持つリハビリ管理職の方に向けて、私が実践した働き方改革のプロセスと、その結果を共有します。
現状と問題提起 ― 家庭の笑顔を失った瞬間
リハビリ管理職の仕事は多岐にわたります。人員配置、評価書類、会議、そして臨床業務。突発的なスタッフの休みが出れば、自分が現場に立たざるを得ないこともあります。
その結果、月の残業時間が40時間を超え、家庭では疲れ切った顔しか見せられなくなりました。
日本産業衛生学会の報告では、1か月あたり80時間以上の残業は過労死ラインとされ、うつ病リスクを1.5倍にするといわれています。私の場合、数字的には過労死ラインに届いていないものの、精神的にはギリギリでした。
家庭での笑顔が消えた瞬間、「仕事と家庭、どちらを優先すべきか」と自分に問いかけました。これが、働き方を見直すきっかけとなったのです。
働き方を見直したプロセス ― 小さな改革から始める
1. トリガーとなった気づき
家庭不和が続き、ついに配偶者から「あなたは家にいるのにいないみたい」と言われました。この一言が強烈なトリガーとなり、業務と生活の見直しを決意しました。
2. 実際に取り組んだこと
- 業務の優先順位付け
毎日のタスクを「緊急かつ重要」「緊急ではないが重要」などに分類(アイゼンハワーマトリクス活用)。 - チームへの権限委譲
スタッフに小さな意思決定を任せ、管理職は調整役に徹する体制へ。 - タスクの可視化
ホワイトボードとタスク管理アプリで進捗を共有し、残業削減を全員で意識。
厚生労働省の「働き方改革実行計画」でも、労働時間短縮と健康状態の改善には明確な相関があると報告されています。小さな改革を積み重ねることで、心身の負担が減少していきました。
3. 家族との時間の再設計
- 毎週末に「家族会議」を設定し、次週の予定を共有
- 夕食の時間はスマホを触らないルール
- 子どもの学校行事は優先的にスケジュール登録
変化と成果 ― 家庭と職場が変わった
家庭の笑顔が戻る
まず実感したのは、家庭の雰囲気の変化です。残業を減らしたことで夕食を家族と囲める日が増え、自然と笑顔が戻りました。
職場のチーム力が向上
業務を委譲したことで、スタッフが自主的に考えて動く場面が増えました。Gallup社の調査では、心理的安全性が高い職場では生産性が12%向上すると報告されており、まさにそれを実感しました。
管理職としての成長
「自分が全て抱え込む管理職」から「チームで成果を出す管理職」へと変化できました。コーチング型マネジメントを取り入れることで、スタッフの成長も促進できています。
まとめ
家庭の笑顔を失った時こそ、働き方を見直すチャンスです。
業務の可視化と優先順位付け、チームへの委譲、家族との時間確保を実践することで、仕事も家庭も良い方向に回り始めます。
リハビリ管理職としての成長は、家庭の幸せと両立できるものであるべきです。もし今、家庭で笑顔が消えていると感じたら、まずは今日の業務を見直し、小さな一歩を踏み出してみませんか?
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