
みなさん、こんにちは!もんきちです。
今回は、離職について考えたいと思います。

どうせすぐ辞めていく・・・

今回は、離職の本質について考えてみましょう!
こんな方にオススメ!
- マネジメント初心者の方!
- 医療管理職の方
はじめに
「リハビリ専門職を辞めたい…でも続けたい」—現場では、離職と葛藤する現役リハビリ専門職の“叫び”が見られます。
実際、多くの職場では高負荷、手間のかかる記録業務、評価されにくさが離職要因として語られています。
本記事では、こうした現場の声を受け止め、リハビリ専門職のリアルと、学術の知見を組み合わせて、リハビリ管理職が“人が辞めない職場”をつくるための実践ノウハウを紹介します。
離職リスクの背景:リハビリ専門職 現場の“本音”と高負荷の実態
経験者の声として…
医療従事者の半数近くが、硬直したスケジュールのせいで、業務ストレスを非常に頻繁に感じている…」
良いコミュニケーション…スタッフに「ありがとう」と伝えることは、長い道のりをたどる
といった・「燃え尽き(burnout)」や・「感謝の欠如」への切実な不満が多く寄せられています。
また、書類業務の多さや生活と両立しにくい労働環境も重荷となっており、そこから離職を考えるリハビリ専門職が少なくありません 。
学術で裏付ける離職防止戦略
◎ ハーズバーグの動機‑衛生理論
- 衛生要因(給与・環境・勤務時間)が不十分だと、職員不満が高まり、
- 動機づけ要因(承認・成長感・仕事の意味)が欠けると、離職意向が強まります
◎ 自己決定理論(SDT)
- 自律性・有能感・関係性が満たされると、リハビリ専門職は現場へのコミットメントと定着意向が高まります 。
◎ OECD報告などからの示唆
- 職場にホワイトボード形式の匿名意見箱を設けるなど、小さくても継続的な体制整備が職場定着に直結します 。
実践ガイド – 管理職が今すぐできる定着施策3選
1. スタッフとの“感謝コミュニケーション”を習慣化
「ありがとう」がスタッフのモチベーションを高めるという声が明示的に見られます 。
日々の「感謝の言葉」が心理的安全性を育み、離職意図を抑制します。
2. 働きやすい制度設計(柔軟勤務・業務軽減)
OECDやHarvardらの調査では、フレキシブル勤務制度や仕事量調整が大きく離職率を下げると示されています 。
リハビリ専門職の業務特性に合わせた週20〜30時間制など、具体施策を検討しましょう。
3. スキルアップ・キャリア形成の場を提供
管理職がスタッフの「成長欲」を支える支援も重要です。
リーダー育成や自己効力感の向上を促す360度評価・LEAD指標の活用は、信頼と定着につながります
まとめ
離職・高負荷というリハビリ専門職現場のリアルを踏まえながら、
- 感謝と関係性を重視し、
- 制度設計で働きやすさを整え、
- 成長支援でやりがいを育む
という3つの軸をPT管理職が意識することで、「人が辞めない環境」は確実に築けます。
管理職として、まずは「小さくても変える」から始めてみませんか?
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