
みなさん、こんにちは!もんきちです。
今回は、時短・育休について考えましょう。

そのような方の評価は難しい・・・

リハビリ管理職が導入できる「評価で損をしない職場ルール」の作り方について考えてみましょう。
こんな方にオススメ!
- マネジメント初心者の方!
- 医療管理職の方
はじめに
リハビリ職場では、子育て世代の職員が増える一方で、時短勤務や育休取得が評価に不利に働くケースが後を絶ちません。結果として「頑張っても正当に評価されない」という不満が離職につながることもあります。
本記事では、リハビリ管理職が導入できる「評価で損をしない職場ルール」の作り方を学術的根拠とともに解説します。
時短・育休者が評価で損をする現実
多くのリハビリ現場では、勤務時間の長さが評価に直結する傾向があります。そのため、時短勤務や育休を取った職員は「働きが少ない」と見なされ、不当に低い評価を受けることがあります。
研究によると、不公平な評価制度は従業員のモチベーション低下や高い離職率につながることが示されています(Colquitt et al., 2013, Organizational Behavior and Human Decision Processes)。
リハビリ職員の業務は「直接的な治療時間」だけでなく、「記録業務・カンファレンス・患者教育」など幅広い成果を含みます。これを時間だけで測るのは限界があるのです。
公平な評価ルールを作る3つのポイント
- 成果を「時間」ではなく「アウトカム」で評価する
例:患者の機能回復度、治療プランの達成度、患者満足度。 - チーム貢献やプロセス評価を取り入れる
→ チーム連携、後輩指導、職場改善への提案なども加点要素に。 - 評価者のバイアスを減らす
→ 評価研修の実施や、360度評価・ピアレビューを導入。
実際に、360度評価を導入した医療機関では、時短勤務者の評価満足度が有意に改善したとの報告があります(Kaufmann et al., 2017, Health Care Management Review)。
評価ルール改革がもたらす未来
公正な評価制度が整うと、子育て世代も安心してキャリアを築けるようになります。結果として、人材の流出が防止され、長期的に組織力が高まるのです。
さらに、評価が透明化されることで「心理的安全性」が確保され、職員同士の信頼関係も向上します。管理職にとっても「公平なルールに基づいて評価できる」ことで、ストレスが減り、マネジメントの質が向上します。
今後は、AIを活用して治療成績や業務データを自動可視化し、客観的な評価基準を補完する動きも進むでしょう。
まとめ
リハビリ職場における評価ルールは、働き方の多様化に合わせて進化する必要があります。
「時間」ではなく「成果」と「チーム貢献」で評価する仕組みを整えることが、時短勤務や育休者を守り、組織全体の成長につながる鍵です。
管理職の皆さんは、今こそ「公平な評価ルールづくり」に着手すべき時です。

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