
みなさん、こんにちは!もんきちです。
今回は、退院支援について考えましょう。

リハビリ管理職はいりますか?

退院支援チームの働きについて考えてみましょう。
こんな方にオススメ!
- マネジメント初心者の方!
- 医療管理職の方
はじめに
「退院支援」は、もはや“退院日の調整業務”ではありません。
いま、病院の現場ではデータを駆使した退院支援の進化が始まっています。
リハビリ職を中心に、医師・看護師・地域連携室・介護職が一丸となり、
患者の“退院後の生活の質”を見据えた支援が広がりつつあるのです。
背景には、厚生労働省が進める「地域包括ケア」の潮流があります。
入院から在宅までをシームレスにつなぐ仕組みづくりは、
病院経営の安定化だけでなく、患者の再入院率低下にも直結します。
まさに、**退院支援は医療の「出口」ではなく、生活の「入口」**になりつつあるのです。
本記事では、
👉 経営者が注目する「退院支援×データ活用」の戦略的意義
👉 リハビリ管理職が感じる“チーム医療の再構築”の必要性
👉 患者が実感する「安心して退院できる支援」のあり方
この3つの視点から、退院支援チームの未来像を紐解きます。
退院支援が“病院経営”を左右する時代へ
かつて「退院支援」といえば、退院日を決め、転院先や介護サービスを調整する“事務的プロセス”でした。
しかし今、退院支援は病院経営と医療の質を左右する中核機能へと進化しています。
厚生労働省が推進する地域包括ケアシステムでは、入院から在宅までをシームレスに支援する体制整備が求められています。
研究でも、早期の退院支援介入が再入院率を最大30%低減することが報告されています(Ministry of Health, Labour and Welfare, 2023)。
つまり、退院支援の質を高めることは、医療費の削減と病院の経営安定、双方に寄与する“戦略的リハビリ”なのです。
データ×地域連携が生む“見える化された退院モデル”
今、退院支援の現場では「感覚的判断」から「データに基づく意思決定」へと変化が起きています。
リハビリ職が取得するADLスコアやFIM(機能的自立度評価)、リハビリ実績指数などを地域の医療・介護事業者と共有することで、支援の精度は格段に向上します。
さらに、ICTを活用した地域連携プラットフォーム(例:電子カルテ連携、リハビリデータ共有ツール)の導入により、退院後の追跡が容易になり、在宅生活でのADL維持率も改善傾向にあります。
実際、スウェーデンの国際共同研究(J Rehabil Med, 2022)では、データ共有型退院支援が患者満足度を25%向上させたと報告されています。
これからの病院が目指す“価値ある退院支援”の形
未来の退院支援は、“誰かに任せる支援”ではなく、全員が関わる支援です。
- **経営者視点:**データを経営指標化し、在宅復帰率・再入院率をKPIとして設定。組織的に改善を回す。
- **リハビリ管理職視点:**職種を超えたカンファレンス文化を醸成し、チームで退院支援を担う。
- 患者視点:「退院後の生活まで見てもらえる安心感」が心理的安定を生み、ADL維持にもつながる。
退院支援の本質は、“出口”ではなく“次の入口”をデザインすること。
それは、病院が地域の「健康創造拠点」へと進化するための重要な一歩なのです。
まとめ
退院支援の質が、病院のブランドを決める時代。
データを活用し、地域とつながり、チームで患者に伴走する。
それが、**リハビリが主導する“価値ある退院支援モデル”**の新しい形です。
今後の病院経営では、単に患者を退院させるのではなく、
「患者が再び生活の主役に戻る」までを設計できるかどうかが問われています。
その鍵を握るのが、まさにリハビリ職が中心となるデータ×地域連携の力です。

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