
みなさん、こんにちは!もんきちです。
今回は、賃上げについて考えましょう。

賃上げサイコー!

賃上げ時代においてリハビリ専門職が何を成果として示すべきか、そしてどう行動を変えるべきかについて考えてみましょう。
こんな方にオススメ!
- マネジメント初心者の方!
- 医療管理職の方
はじめに|「忙しいのに評価されない」時代が始まっている
「今年は賃上げがあるらしい」
そんな話題が、リハビリ室でも聞かれるようになりました。
確かに、診療報酬改定では賃上げ原資の確保が明確に打ち出され、リハビリ専門職にとっては歓迎すべき流れです。しかし一方で、現場では静かな変化が起き始めています。
それは──
「単位をたくさん取っているだけ」では、評価されなくなるという現実です。
これからの時代、リハ職に求められるのは「忙しさ」ではなく、成果を説明できる力。
本記事では、賃上げ時代においてリハビリ専門職が何を成果として示すべきか、そしてどう行動を変えるべきかを、経営・学術の視点から整理します。
なぜ「単位を取るだけ」では足りなくなったのか
● 診療報酬は「量」から「質・結果」へ
近年の診療報酬改定は一貫して、アウトカム(成果)重視へと舵を切っています。
回復期リハビリテーション病棟では特に、
- FIM利得・効率
- 在宅復帰率
- 重症患者の改善割合
- 入院期間の適正化
といった結果指標が評価の中心です。
これは、「1日何単位実施したか」よりも、
👉 「そのリハで患者の生活がどう変わったのか」
が問われていることを意味します。
● 学術的根拠:アウトカム評価の重要性
リハビリ医療の研究では、プロセス(実施量)よりアウトカム(機能・生活改善)を重視した施設の方が、在宅復帰率・患者満足度が高いことが報告されています(Granger et al., 2010 / 日本回復期リハ病棟協会データ)。
つまり、
単位を積み上げる努力 = 成果
ではなくなっているのです。
賃上げ時代に「評価されるリハ職」の共通点
① 自分のリハを「数字と言葉」で説明できる
評価される人は、こう説明できます。
- 「この患者さんはFIM○点改善しました」
- 「在宅復帰を阻害していた要因は〇〇で、ここを重点介入しました」
- 「結果として入院日数を△日短縮できました」
これは自己アピールではなく、経営に必要な情報提供です。
② チーム成果を意識して動いている
賃上げ原資は、個人ではなく組織成果から生まれます。
- 看護・MSWとの連携
- カンファレンスでの課題共有
- 退院支援への積極関与
これらに関与できるリハ職は、
**「代替が効かない存在」**として評価されやすくなります。
③ 「忙しさ」ではなく「改善」を語れる
「忙しかった」「単位が多かった」ではなく、
- 何が課題で
- 何を工夫して
- 何が改善したのか
を語れること。
これが、管理職・経営者が最も知りたい情報です。
【ブロック③】明日からできる「成果の示し方」5つの実践
① FIM・ADLを“変化量”で捉える
→ 初期評価と最終評価を並べて説明する習慣をつける。
② 介入意図をカルテに残す
→ 「なぜこの訓練を選択したか」を言語化。
③ 退院後を見据えた視点を持つ
→ 在宅復帰・社会参加まで含めて成果と捉える。
④ 会議で「提案」を一つ出す
→ 問題提起+改善案がある人は評価されやすい。
⑤ 管理職の視点を一段借りる
→ 「この行動は病棟の数字にどう影響するか?」を考える。
まとめ|賃上げは「ゴール」ではなく「スタート」
賃上げは、リハビリ専門職が守られた証であると同時に、
説明責任が強まったサインでもあります。
これから評価されるのは、
- 忙しい人ではなく
- 単位が多い人でもなく
👉 成果を示し、組織に貢献できる人です。
単位を取る力に、
考える力・伝える力・つなぐ力を掛け合わせる。
それが、賃上げ時代を生き残るリハ職の条件です。

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