はじめに
「人生がRPGみたいに思えたら、もっとワクワクできるのに…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
本記事では、私のこれまでの人生を“RPG風”に語り直すことで、「自己成長」や「失敗」「仲間」との関係性を、まるで物語のように捉える視点をお届けします。
自分の人生に迷いや不安を感じている方へ。あなたも、今この瞬間に“自分という名のプレイヤー”であり、“物語の主人公”です。
第1章:人生のRPGは“村の潮溜まり”から始まった
私の人生という名のRPGは、田舎の潮溜まりとファミコンの音から始まりました。プレイヤー名は「もんきち」。最初のフィールドは、近所の小さな海辺と、自宅のリビング。職業はまだ未設定。でも、好奇心だけはレベルMAXでした。
毎週末、親と釣りに行き、潮の流れや魚のクセを観察する時間は、まるで「冒険のチュートリアル」。そこでは、「失敗しても面白がる力」「自然と対話する感性」が育っていきました。
一方で、スーパーファミコンではアクションゲームに没頭し、繰り返し挑戦することで“諦めない根性”というステータスも装備。
仲間と外で走り回る日々は、協力プレイの原点でした。こうして、「行動力」「人との関わり」「遊びから学ぶ姿勢」という初期スキルが、僕の冒険を支えるベースになっていったのです。
第2章:影のダンジョンで見えた「心の装備」
次のマップは中学校。“見えない敵”との出会いが待っていました。
部活動では野球をやっていたものの、そこでは理不尽な扱いや陰口が待ち構えていて、心に深い影を落としました。まさに、誰にも見えない闇属性のボスとのバトル。何度もHPはゼロ寸前まで削られました。
でも、RPGの面白さって、“絶望の中で見つける光”だと思うんです。そんな僕を救ってくれたのは、ソフトテニスとの出会い、そして恋。打ち込めるものと、大切にしたい誰かがいるだけで、MP(心のエネルギー)は回復する。徐々に「自己肯定力」「逃げずに向き合う勇気」というスキルが手に入りました。
この時期に育った「心の防具」は、後の人生でも何度も僕を守ってくれる“レア装備”になりました。
第3章:転職とバフの時代、そして“ギルド”の中での役割
専門学校への進学は、最初の「ジョブ選択」でした。PT(理学療法士)という職業は、思った以上にステータスのバランスが必要です。知識、技術、コミュニケーション――毎日がステータス調整の連続。だけど、友達との協力プレイ(グループ学習)や恋愛イベントのおかげで、効率よく経験値を稼ぎました。
社会人になってからは、まさに“バフ”の連続。国家資格の取得、結婚、育児、認定理学療法士、教育係、SNS発信、ブログ、MBA取得…。さまざまなバフ(能力強化)と新たなスキルを装備しながら、ついには“ギルドのリーダー的役割”へ。
自分の強みである「話していて飽きない」「アイデアを出す」「人を導く」スキルは、今の仕事やブログでもフル活用。
今、僕は「自分の人生をRPG風に語ることで、誰かのMPを回復する」そんな“ヒール系の冒険者”として、次のダンジョンを歩いています。
第4章:日常という名の“サブクエスト地獄”で鍛えられる】
RPGにおいて、物語を進める“メインクエスト”だけでなく、村人から頼まれる“サブクエスト”は、地味だけど確実に経験値が貯まる存在です。
僕の30代以降の人生は、まさにこのサブクエストの連続でした。
家族というチームの“ギルドリーダー”へ
子どもが生まれ、結婚生活が進む中で求められたのは、物理的な戦闘スキルではなく、「意思決定力」「愚痴を聞く傾聴スキル」「子どものしつけ=感情コントロール能力」。まるで“家庭ギルドのマネジメント”でした。
「今夜の晩御飯は?」「宿題やったの?」「ママが怒ってるけど、なぜ?」
一つひとつが、RPGで言えば“日常クエスト”。報酬は地味かもしれないけど、仲間の信頼度アップという“隠しステータス”を地道に積み上げてきました。
職場の“多重バフ役”としての覚醒
一方で職場では、教育係や司会進行、業務相談に論点整理など、「全体の流れを整える支援職」として機能する場面が増えてきました。
これはもう、完全に“サポート系職種”。いわば、白魔導士×戦略家といった感じ。
RPGでは「前に出て斬る」だけじゃなく、「戦況を読み、仲間の力を引き出す」役割が重要です。
その役割に自分のスキルを当てはめられたことで、「この立ち位置でも戦える」と自信を持てるようになりました。
無限サブクエの中で忘れがちなこと
ただし、注意点があります。
それは、サブクエに追われるあまり、“本来の冒険”を忘れてしまうこと。
日々の生活に追われて、「俺の人生、何のクエストしてたっけ?」となった時、RPG的思考がまた背中を押してくれました。
「サブクエは、メインクエストの土台を作っている」
そう捉え直すことで、日常が冒険の一部に変わったのです。
第5章:エンドロールのない世界で、“次の村”を探し続ける
RPGには、エンディングがあります。ラスボスを倒して、平和が戻って、めでたしめでたし――でも、人生には“終わりのBGM”なんて鳴りません。
だからこそ、僕たちは「どこまでいっても途中」なんです。
ブログ=冒険の記録帳
ここ数年、ブログを書くようになりました。きっかけは、朝活での気づきや仕事でのモヤモヤを、言語化したかったから。
最初はただのメモだったけれど、読んでくれる人が増えてきた。
SNSでもフォロワーが増え、「人生をRPGみたいに捉えるって面白いですね!」という共感の声をもらったとき、自分の人生にも意味があったんだと、ちょっとだけ思えたんです。
ブログは、ある意味で“冒険の記録帳”。
そして、他人の冒険を応援する“旅人ギルドの掲示板”でもあります。
「好き」が新たな旅のコンパスになる
釣り、コーヒー、キャンプ、青春アニメ――昔から大好きだったものを、改めて掘り起こしてみると、それが未来のヒントになったりもします。
「人生のRPG化」をコンテンツにしたビジネスや講座設計も、今は模索中。
誰かの人生冒険を一緒に整理する「人生マップ作成屋」として、次の村を目指して歩いています。
まとめ
人生をRPG的に捉えることで、何気ない出来事にも意味を与えることができます。
失敗はスキル獲得イベント、挫折はボス戦、そして仲間との出会いは貴重な協力バフ。
「あなたは今、どのマップにいて、どんなクエストをこなしていますか?」
もしこの記事が、あなた自身の“人生RPG”を描き直すきっかけになれば嬉しいです。
さあ、次のステージへ――あなたの物語は、まだまだ続きます。
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