
もんきち
みなさん、こんにちは!もんきちです。
今回は、書類業務について考えたいと思います。

スタッフ
他の病院の人に聞いても、同じ苦悩を聞くだけで・・・

もんきち
今回は、他産業の方を参考にしてみましょう!
こんな方にオススメ!
- マネジメント初心者の方!
- 医療管理職の方
はじめに
リハビリ管理職にとって、増え続ける書類業務は大きな悩みの種です。本記事では、医療現場の課題を整理しながら、他業界の成功事例をヒントに、業務改善の糸口を探ります。
「なぜこんなに書類が多い?」医療現場の“書類地獄”の正体
読者の問い
- 「なぜ前任者はいつも忙しそうだったのか?」
- 「どうして、書類の正確さにこだわるのに、ミスがなくならないのか?」
内容
- 書類業務の全体像と構造的課題
- 総合実施計画書、ADL評価、疾患別リハ加算、退院前訪問指導記録…など「診療報酬算定」に関わる書類が多層的に存在。
- 書類が評価・報酬・加算に直結するため、「管理=責任」が重くなる構造。
- 現場で起きている“あるある”エピソード
- 朝の申し送り後、PCに張りついたまま夕方になる新任係長の姿。
- 書類に集中しすぎて、スタッフとの面談や指導が後回しになる現象。
- 学術的視点
- 厚労省「医療従事者の働き方改革報告書(2023)」より:「非医療的業務が臨床業務の質を阻害する懸念」あり。
他業界の“業務改善”はここが違う!医療現場に活かせる3事例
読者の問い
- 「他の業界はどうやって業務量を減らしているの?」
- 「私たちのやり方は本当に効率的なの?」
内容
- 事例①:製造業(トヨタ)―標準作業書による属人化防止
- ベテランの暗黙知を可視化。作業ごとの「手順書」が動画・チェックリストで統一されている。
- リハビリの評価・記録でも“形式のバラツキ”を防げる可能性。
- 事例②:IT業界―RPA導入による定型業務の自動化
- 人事・経理部門では「請求書・報告書」作成をソフトが自動処理。
- 医療の書類作成も「入力補助ツール」「フォーマット自動生成」で応用可能。
- 事例③:介護業界―タスクシフティング(業務の役割分担)
- 「生活相談員」「記録専門事務員」など、記録業務を現場から分離。
- 医療現場にも「文書サポート要員」配置を検討する価値。
“その日から変えられる!”書類業務の3つの改善アクション
読者の問い
- 「今の自分でも、できることはあるのか?」
- 「現場スタッフの協力を得ながら進めるには?」
内容
- 1)「よく使う書類」をテンプレート化+マニュアル化
- 例:評価表・加算書類・情報提供書などを“用途別フォルダ”で共有。
- “この書類はこう書けばOK”という安心感の醸成。
- 2)Googleフォームやチェックリストで「入力補助」を実装
- 例:「退院前カンファレンス情報入力」などをWebフォーム化し、現場で簡単入力。
- ➤ データの転記作業を軽減し、転記ミスも削減。
- 3)業務の“誰がやるか”を見直す(タスク配分の再設計)
- 医師・セラピスト・事務の境界を見直し、「記録補助」の専門スタッフ配置も視野に。
- 「全部自分で抱えない」ための仕組みづくり。
まとめ
「他業界の知恵は、医療現場の未来を照らすヒントになり得る」――。書類業務の負担は一朝一夕に消えませんが、できることから一歩ずつ。まずは“標準化”と“分担”の視点で改革を始めてみましょう。
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