
もんきち
みなさん、こんにちは!もんきちです。
今回は、管理職の悩みについて考えたいと思います。

スタッフ
悩みがありすぎて、実際よくわかりません

もんきち
今回は、皆さんの悩みを浮き彫りにしてみましょう!
こんな方にオススメ!
- マネジメント初心者の方!
- 医療管理職の方
はじめに
リハビリ部門のマネージャーになったものの、「何から手を付けていいか分からない」。
そんな不安を抱える管理職の方は少なくありません。
現場の課題は日々変化し、人も制度も一筋縄ではいかない――。
今回は、実際のリハビリ管理職が直面した10の悩みとその突破事例を紹介し、明日からのマネジメントに役立つヒントをお届けします。
リハビリ管理職の現状とよくある悩み
管理職は臨床とマネジメントのはざまで揺れ動く存在です。
2021年の医療職マネジメント研究(小林ら)では、**「人材育成」「対人関係」「多職種連携」**が3大悩みとして報告されています。
加えて、厚労省の「働き方改革推進調査」では、中間管理職のメンタルヘルス不調率は全職種平均の1.6倍とのデータも。
リハビリ領域では以下のような悩みが日常的に見られます。
- 若手スタッフの定着率が低い
- 評価制度に納得感がない
- 医師や看護師との認識ずれ
- 人材不足に対して教育時間が足りない
こうした課題にどう向き合えばよいのか? 次章で具体事例を紹介します。
実際の現場から集めた10の悩みと解決事例
【人材マネジメント編】
- 新人がすぐ辞めてしまう
→「配属後1か月は管理者が毎日フィードバックタイムを設置」→ 離職率が60%改善 - 教育係の負担が偏る
→「OJT担当のローテ制+教育カンファの評価制度連動」 - 成果主義が評価されない
→「KPI連動の定量評価表+自己評価→上司評価→360度評価へ」
【多職種連携・対人関係編】
- 他職種との連携がかみ合わない
→「境界ワークショップ(職種横断での症例検討)」で相互理解促進 - チーム内でベテランと若手が対立
→「ペアラウンド制」で世代を超えた共通言語づくりを推進 - 医師の指示とリハ方針が食い違う
→「コンセンサス会議」によるゴールの共有プロトコル導入
【制度・業務改善編】
- 業務改善提案が浸透しない
→「業務改善コンテスト」開催 → 年間5件以上の制度改革 - 目標管理制度が形骸化
→ 「行動計画×チーム共有×月1振り返り」の三位一体マネジメントに - 有休が取りにくい空気
→「リーダーが積極的に有休取得→ロールモデル化」 - 現場に丸投げされる風土
→「現場リーダー会議を月1設置」→ トップとの接点と責任分散
成功するマネジメントのヒント
リハビリ管理職の悩みは構造的なものも多く、単なる「がんばり」では解決できません。
では、何が必要なのか?
ポイントは「境界を越える力」
Akkerman & Bakker(2011)の越境学習理論では、違いを認識し、調整し、共創に向かうプロセスが重要とされます。
これはリハ職の管理職にも適応可能です。
- 個人の成長には、「対話と内省」の時間が必須
- チームの成長には、「仕組み」と「場づくり」が不可欠
さらに、**心理的安全性(Amy Edmondson)**もマネジメント成功の鍵。
「安心して発言・提案できる場」をどうつくるかが、成果と定着率を左右します。
まとめ
- リハビリ管理職の悩みは「個人」と「組織」両方にまたがる
- 解決の鍵は、内省・対話・制度化
- 越境学習や心理的安全性の理論が実践を後押し
すべての管理職が、孤立せずにチームで乗り越えるための「知恵」を共有していきましょう。
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