
みなさん、こんにちは!もんきちです。
今回は、共に創る組織について考えましょう。

みんなで頑張る?・・・

リーダーに必要なのは、共感から課題を捉え、目的を語る力!このことについて考えてみましょう。
こんな方にオススメ!
- マネジメント初心者の方!
- 医療管理職の方
はじめに
「忙しすぎて、チームが何のために働いているのかわからなくなっている」
そんな声を、リハビリ現場でよく耳にします。
日々の業務に追われ、目の前の課題をこなすことに精一杯——それではイノベーションは生まれません。
いまこそリーダーに必要なのは、共感から課題を捉え、目的を語る力。
つまり、デザイン思考とPurpose-Driven Leadershipの融合です。
この2つの視点を持つことで、チームは「やらされる組織」から「共に創る組織」へと進化します。
この記事では、その実践的なステップとリハビリ現場での応用法を紹介します。
デザイン思考がリハビリ現場にもたらす革新とは
デザイン思考(Design Thinking)は、もともとシリコンバレーの企業が「ユーザー視点から課題を解決する」ために発展させたアプローチです。
この手法の本質は、「共感(Empathy)」から始まる問題解決の再定義にあります。
リハビリ現場に置き換えると、単に「効率的な業務運営」や「症例管理」を超えて、患者・スタッフ・地域社会との共感的対話から新たな支援形態を設計することに他なりません。
スタンフォード大学d.schoolの研究(Brown, 2008)では、デザイン思考を導入したチームは創造性と協働性が有意に向上したと報告されています。
同様に医療分野でも、チーム間の共感的理解が医療の質を高めることが示されています(Epstein & Street, 2011)。
🔸つまり、リハビリ管理職に求められるのは「正解を教える指導者」ではなく、「問いを立て、共に考える共創者」なのです。
Purpose-Driven Leadershipがチームを動かす理由
“Purpose”とは「存在意義」。
リーダーが「なぜ私たちはこの仕事をしているのか?」を語るとき、チームは方向性を共有し、自律的に動き始めます。
ハーバード・ビジネス・レビュー(George et al., 2016)によれば、Purposeを中心に据えた組織は従業員満足度・持続的業績ともに向上すると報告されています。
これは医療・リハビリ業界にも通じ、スタッフの離職防止やバーンアウト軽減に寄与する要因とされています(Maslach & Leiter, 2016)。
現場では、“目的志向型リーダーシップ”が「チームの納得感」を生み出す鍵になります。
「この患者の在宅復帰を、チーム全体でどう支えるか?」という目的意識の共有こそが、日々の業務の意味づけを変えるのです。
デザイン思考×目的志向の融合でイノベーションを生む実践法
ここでは、実際にリハビリ現場で使える3ステップの実践法を紹介します。
ステップ①:共感インタビューを実施する
患者・家族・スタッフそれぞれに「何が一番困っているか」「どんな支援が理想か」を傾聴します。
共感的傾聴は信頼関係を構築し、課題の“本質”を浮き彫りにします。
ステップ②:Purposeを明文化する
チームで「私たちの存在意義とは?」を話し合い、1行のPurpose Statementを作成。
例:「私たちは“その人らしさ”を取り戻す支援をデザインするチームである」。
ステップ③:小さな実験を繰り返す(プロトタイピング)
目的に沿って、短期間で試し、評価・改善を重ねる。
これにより「現場発のイノベーション」が自然と生まれていきます。
💡重要なのは、「完璧を目指さず、仮説と検証を楽しむ文化」を作ること。
それこそが、デザイン思考×Purposeが融合したチームの強みです。
✨まとめ:リーダーシップは「共感」と「目的」から生まれる
リハビリの未来を創るのは、与えられた制度ではなく、現場の一人ひとりの“問い”です。
デザイン思考がもたらす共感力と、Purposeが示す方向性を掛け合わせれば、
リーダーは「管理」ではなく「変革」を生み出す存在へと進化します。
🚀次世代のリハビリ管理職とは、
“共感を武器に、目的を語るリーダー”です。

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