
みなさん、こんにちは!もんきちです。
今回は、ティール組織の実際の壁について考えたいと思います。

やっぱり難しい?

今回は、壁を知り、自律型組織の可能性について考えましょう!
こんな方にオススメ!
- マネジメント初心者の方!
- 医療管理職の方
はじめに
「ティール組織」という言葉を耳にしたことがありますか?
上司や管理職が指示を出すのではなく、現場の一人ひとりが自律的に意思決定を行う新しい組織モデルです。
この考え方は、医療やリハビリテーション業界においても注目されています。
しかし、制度の壁や文化的な慣習が強く残るリハビリの現場では、導入が難しいのも事実。
本記事では、ティール組織の概要を踏まえつつ、リハビリ現場での実践が難しい理由、そして未来に向けた可能性について考えていきます。
ティール組織とは何か?医療・リハビリ業界との接点
ティール組織は、フレデリック・ラルーが著書『Reinventing Organizations』で提唱した組織の進化形です。
以下の3つの要素が基本原則です。
- 自己管理(Self-management):管理職や上司がいなくても意思決定できる構造
- 全体性(Wholeness):仕事と個人を分けず“ありのまま”でいられる文化
- 進化する目的(Evolutionary Purpose):組織の存在目的が時代に応じて変化する
医療・リハビリの現場でも、専門職の自律性を重視する点や、患者中心のケアという考え方はティール組織と親和性があります。
実際、学術論文(例:厚生労働科学研究費「チーム医療における意思決定支援」など)でも、現場主導の医療提供体制の必要性が指摘されています。
リハビリ業界でティール組織が難しい3つの制度的壁
1. 医療制度の構造的制限
日本の医療制度は、診療報酬制度などを通じて縦割り的な組織構造を形成しています。
職種ごとの役割分担が明確であり、意思決定権も職位に応じて限定される傾向があります。
2. 責任の所在問題
医療は法律上の「責任」が重く、ティール型のような分散的な意思決定では「誰が責任を取るのか?」という疑念が生まれやすい。
これは、組織文化を変える上で最大の障壁になります。
3. 管理職の存在意義との葛藤
管理職は、従来の「指揮・命令型」から「サポート・調整型」への役割転換が求められます。
しかし、多くの管理者はその準備が整っておらず、制度と理想の間で板挟みになっているのが現状です。
ティール的要素を現場に取り入れる実践アイデア
✅意思決定の分散を試す
日々のカンファレンスや業務改善会議において、スタッフ全員が意見を出しやすい形式を導入。
例えば、「話し合いのファシリテーター」を順番に回すだけでも、権限移譲が進みます。
✅管理職の役割を“ファシリテーター”へ
管理職が指示を出すのではなく、スタッフの意見を引き出し、整理するサポーターとして動くことが重要です。
✅成功事例:小規模施設での導入
ある地域密着型クリニックでは、理学療法士チームが月1回、自主的に運営する「患者満足度向上会議」を設置。
この会議では管理職は参加せず、現場スタッフが議題設定から議事録作成までを担当しています。
小さな“自律の場”が、やがて組織文化に広がっていくのです。
まとめ
ティール組織は決して夢物語ではありません。
制度や文化という**「壁」**が存在するのは事実ですが、部分的に導入しながら組織を進化させることは可能です。
とくにリハビリ業界では、患者に寄り添う柔軟な対応が求められるため、ティール的な思想との親和性は高いはず。
未来の医療は、命令されて動くのではなく、「自ら考えて動く」現場から生まれる。
その第一歩を、私たち自身が踏み出すことができるのです。
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